結婚指輪は高価であればあるほど良いのか?

高級ブランドでも見かけない90万の結婚指輪

90万もする結婚指輪は、海外の有名高級ブランドでも中々お目にかかれるものではありません。ブランドにもよりますが、普段遣い用の指輪なら1本あたり高く見積もっても50万円がいいところです。90万の結婚指輪もなくはないものの、普段遣いというよりもパーティー用の指輪の意味合いが強いでしょう。
普段からパーティーに出席している人ならばまだしも、参加しても年に1回〜2回ぐらいならば、もう少し安い指輪を選んでも問題はありません。

結婚指輪の価値は金額だけでは決まらない

「結婚指輪は一生に一度のものだから金に糸目を付けたくない!」なんて声もあるでしょう。理解はします。しかし結婚指輪の価値を決めるのは、何もお金だけではないのです。
そもそも結婚指輪とは、2人の愛が形になったもの。指輪は2人だけでなく、やがて舞い降りてくる子供の人生をも照らしてくれます。2人や子供の愛は、金額でどうにかなるものではありません。「お金で何とかなる」という考えは、寂しい物があります。

狙われるリスクもある

また変に豪華な結婚指輪をつけていると、狙われる恐れがあります。日本は世界的に見ても治安が良いとはいえ、犯罪は毎日どこかで起きています。結婚指輪の盗難事件は、現実的に日本国内でも起きています。犯人が捕まったとしても、盗まれた結婚指輪が戻る可能性は限りなくゼロに近いです。
さらに最近は、乱暴な方も増えています。指輪を盗むために、危害を加える方も現実的にいらっしゃいます。高価な結婚指輪をつけて街を歩くということは、大なリスクを背負っているようなものです。

栄誉は一時的な物

結婚指輪を選ぶ際には、金額も選択肢の1つに入るのは事実。ただ1番に重点を置くべきは、2人にとって幸せを運んでくれる指輪かどうかでしょう。豪華な結婚指輪を左手薬指につければ、周りから絶賛はされます。友達からは「凄い指輪だね」と、言ってくれるでしょう。言われた本人としてはとても鼻高々。気持ちよさも感じることでしょう。
ただ言われるのは、一時的な物だけ。1年も経たないうちに、誰も見向きもしません。選ぶべき結婚指輪は慎重に。